テーブル・机など


ちゃぶ台
昭和初期のちゃぶ台。
お祖父様がお使いになられていたものが出てきたので修理可能であれば使いたいのですが、というご相談を受けました。

元は6枚の板を接いだ天板は接ぎ口が切れてから、数十年が経過していると思われ、6枚の板が分離し、それぞれがばらばらに収縮した状態になり、各部に大きな隙間が生じていました。
本体(幕板と脚の部分)と天板を分解する。
天板は再度接ぐことが不可能な為、接ぎ口を修正し、天板裏面からあて木を取り付けて、固定。
補修後の天板を
着色塗装して仕上げ。



トチのダイニングテーブル

脚を寝かせることでローテーブルとしても使えるタイプのテーブルですが、「今後、ダイニングテーブルのみとして使いたいが、天板が脚に固定されていないので、不安定で使いにくい。」とのことでした。


天板の反り止めが無いため、反りにより脚に対してガタツキがでており、加えて固定できる構造でないため、不安定な状態となっていました。


修理内容
・天板と脚をボルトにより固定
・天板の反りは現状のままとし、隙間はスペーサーを入れ、調整



修理により安定してお使い頂ける様になりました。
ボルトで固定しましたが、天板の伸縮へは対応できるようになっています。
また、今後もご転居時にはお客様が分解、組立が出来る構造になっています。



文机
修理前 修理後



修理内容

・本体分解、再接着
・引出し洗浄
・破損部材再製作
・各部パテ埋め
・着色後ラッカー塗装仕上げ



飯 台
昭和初期に作られた回転台付きの珍しい飯台です
症状
■脚部の接合がゆるみ全体がぐらぐらする
■天板の中央接ぎ合わせ部分の隙間が大きい
■回転台の戸車が錆びて回転しない
■天板の汚れなど

修理後

修理内容
■脚部の修正、補強
■天板の隙間の修正
■回転台の隙間、割れの修正
■戸車の修正
■天板、回転台の汚れ落とし、着色再塗装